リストボックスに値を追加
フォーム内に設置した非連結のリストボックス内に値(データ)を追加するプログラムを説明します。リストボックの作成方法は別記事のリストボックスの作成方法を参照してください。
今回のモデルフォームはデータベース作成講座の登録フォーム作成で使用したフォームを変更したものになります。
・新規社員データを入力
・「入力」コマンドを押すと、「入力リスト」にデータが反映される
この時点では、未だテーブルへの入力はされていません。
リストに連続入力を行い、最終的にリスト内の全データをテーブルへ反映させる流れになります。
では、実際にVBAをどのように組み込んでいくのか説明します。
コマンドボタン(入力)のクリックイベント
コマンドボタンのイベントは「クリック時」になります。
コマンドボタンを押した際に各テキストボックスのデータをリストボックスへ入力します。
実際のプログラムは以下のようになります。
リストボックスへ値を追加するプログラム例
Private Sub 入力コマンド_Click()
Me.入力リスト.RowSource = Me.入力リスト.RowSource & “;” & Me.社員コード & “;” & Me.名前 & “;” & Me.性別コード & “;” & Me.性別 & “;” & Me.所属部署コード & “;” & Me.所属部署 & “;” & Me.入社日
End Sub
プログラムの説明
リストボックスに値を追加するには「RowSource」を使用します。
各テキストボックスの値を「;」(セミコロン)で区切ります。
Me.入力リスト.RowSource = Me.入力リスト.RowSource &・・・とする理由は既に入力されているデータを残す為です。完全にデータを入れ替える場合にはこの記述は必要ありません。
特に難しいプログラムではありません。
コンボボックスも同様の方法でデータの追加が行えます。
次記事ではこのリストボックスに入力されたデータをテーブルへ追加する方法を説明します。